山形旅行4日目に宿泊しました。

姥湯温泉 桝形屋
桝形屋(1)






















吾妻連峰の麓、標高1300mに湧く秘湯の一軒宿です。
沢沿いの山肌にへばりつく様に建っています。

車で行けない事はありませんが、車一台がやっと通れる位の山道・・・
片側が切れ落ちている所もあり、運転に自信のない方は峠駅からの送迎が無難です。

宿への送迎は1日1回の13時50分だけなので、遅れるわけには行きません・・・
秘境駅としても有名な、峠駅のスノーシェードが宿の送迎車の待合所です。
峠駅(3)


予想以上の悪路を走る事25分、宿の駐車場に到着しました。
吊り橋


駐車場から宿までは坂道を歩いて行く必要がありますが、荷物はケーブルが運んでくれます。
枡形屋(2)


桝形屋(3)


山小屋風の建物の内部は、予想外に綺麗で拍子抜けします。
廊下(1)


今回、宿泊した部屋は、こちら・・・

縦に長い、9畳の少し変わった間取りです。
こんな山奥なのにウォシュレット付のトイレまで完備されていて驚きました。
部屋


2階の廊下を進んで突き当りが、お風呂の入口です・・・
右に進むと内湯、左が露天風呂への出口となっています。
廊下(2)


まずは、露天風呂へ・・・
裏口から宿の外に出ると、露天風呂への通路があります。
左に進むと混浴露天風呂「山姥の湯」、右は通常女性専用となっている「瑠璃の湯」です。
露天風呂へ


「山姥の湯」に到着・・・
左側の小屋が、男女別の脱衣所になっています。
山姥の湯入口


こちらが、混浴露天風呂「山姥の湯」の様子・・・
山姥の湯


思わず「凄いな・・・」と声を上げてしまいました。
周囲は今にも崩れそうな荒々しい岩壁に囲まれています。
想像以上にワイルドな露天風呂に圧倒されました。
開放感は最高ですね・・・

源泉は上の画像左の岩壁にあって、そこからパイプで引かれています。
浴槽には、木の枝を掘って作られた投入口で注がれていました。
投湯口


少し青みがかった白濁したお湯で、硫黄の香りがしっかりします。
肌触りも滑らかで、すべすべ感もあります。

良いお湯ですね・・・温度は、少し熱めでした。
山姥の湯(2)


隣には、周囲を目隠しで囲まれた小さめの浴槽があります。
こちらの温度は、適温でした。
山姥の湯 小さい浴槽


「山姥の湯」は、通常は混浴です。
タオル巻きでも入浴可なので入りに来る女性も居ましたが、昼間入るのは度胸が居るかと・・・
夕方18時から20時までは女性専用となります。
その間は、通常女性専用の「瑠璃の湯」が混浴となります。

夕食後、「瑠璃の湯」に行ってみました。

周囲を目隠しで覆われていますが、やはり解放感は抜群ですね・・・
樹木が多いので、他と比べると落ち葉が少し気になりました。
瑠璃の湯


露天風呂を満喫して、今度は内湯へ・・・
内湯入口


内湯は5〜6人が入れる大きさです。
こじんまりとした浴槽ですが、いつも貸切で落ち着いて入れました。
内湯(1)


空気に触れる時間が露天より短いせいか、僅かに白濁したお湯でしたね・・・
内湯(2)


お湯と露天風呂の素晴らしさに、チェックアウトまでに6回も入浴してしまいました(苦笑)。
夜は、星空が綺麗でしたね・・・
星空


夕食は部屋食で、畳に御膳の昔懐かしいスタイル・・・
山奥の宿としては、頑張っている食事内容だと思います。
米沢名物の鯉料理も出されました。
夕食(1)


夕食(2)


夕食(3)


デザートの胡麻プリンも美味しかったです。
夕食(4)


朝は朝食が7時、駅までの送迎は7時50分発と、かなり慌ただしいです。
峠駅8時台の列車を逃すと、午後まで列車が無いので仕方がありません・・・
昼まで滞在出来るプランもあるようです。
時間があれば、そちらの方がゆっくり出来て良いですね。

評価(5点満点)
お湯:5、施設:3、眺望・開放感:5、食事:3
予想以上に素晴らしい露天風呂に圧倒されました。
お湯も良かったですね・・・
宿も山奥の秘湯の宿とは思えないくらい綺麗でした。
食事は、山奥の宿としては十分な内容だと思います・・・
大変満足しました。
次は紅葉の時期に是非訪れたいです。

DATA
姥湯温泉 桝形屋
住所:山形県米沢市大沢姥湯1
TEL:090-7797-5934 
料金:1泊2食付13,150円〜
泉質:単純酸性硫黄泉
源泉温度:51℃、PH:2.5
HP:http://www.ubayuonsen.com/