2014年7月と2017年7月の2回宿泊しました。(※記事更新2017年7月)

奥鬼怒温泉郷 手白澤温泉
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八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉からなる奥鬼怒温泉郷の中で最も山奥に建つ温泉宿です。
手白澤温泉まで一般車は入れないため、遊歩道を約2時間掛けて歩いて行く必要があります。
(手白澤温泉への道程は、こちら・・・)

山小屋風の外観通り、建物内も木がふんだんに使われています。
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天井が高く解放感のある廊下・・・
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部屋数は僅か6室の小さな宿です。
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部屋はトイレ、洗面所の付いた15畳の和室です。
2人では広すぎる位です。
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部屋にクーラーは付いていません。
標高1500mの高地にあり、風の通りも良いので7月でも全く暑さは感じませんでした。
テレビは無くスマホも圏外ですが、下界と隔絶された生活を送るのも偶には良いですね・・・
Wi-Fiフリーなのでタブレットでネット三昧でしたが・・・(苦笑)

自販機は無く、代わりに飲料の入った冷蔵庫が置かれています。
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料金は中央の台に置かれた箱に自分で入れ、お釣りがある場合も自分で計算して箱から取ります。
何とも大らかな・・・(笑)

宿の裏には生簀があって、夕食に出される岩魚が元気に泳いでいました。
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宿の周囲には人工物が無いので、夜は真っ暗になります・・・
晴れた日の夜は星空が本当に綺麗です。(2014年撮影)
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2代目看板犬の岳くん・・・
すっかり大人になっていました。
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浴室は男女別に内湯と露天風呂が一つずつあります。
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脱衣所の様子・・・
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まずは内湯から・・・

天井が高く、大きなガラス窓が2方向にあるので、明るく解放感があります。
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壁にある投湯口からは、お湯がドバドバと注がれています。
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洗い場にシャワーは付いておらず、身体などを流す際は源泉が注がれる臼から桶で汲んで流します。
ちょっとだけ不便ではありますが、贅沢な湯使いですね・・・
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右側の扉から露天風呂に出られます。
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緑の美しい広葉樹林に囲まれた解放感抜群の露天風呂です。
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露天風呂のすぐ下には手白沢が・・・
沢を流れる水の音、吹き降ろして来る風も心地良かったです。
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天気が良ければ、奥に見える根名草山を眺めながら湯浴みを楽しめます。(2014年撮影)
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お風呂は自噴する自家源泉を、かけ流しで使っています。
無色透明のお湯ですが、細かい白い湯の華が沢山舞っていました。
手に取って嗅ぐと硫化水素の臭いが鼻を刺激します。
良いお湯ですね・・・
内湯の温度は少し熱め、露天は適温でした。

食事は、食事処で頂きます・・・
朝夕共に時間になると宿の方が、部屋まで呼びに来てくれました。

山の物が中心の和洋折衷の料理は、見た目も綺麗で美味しかったです。
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食前酒は梅酒と青リンゴ酒を割ったものだそうです。
ビールを飲んでいなければ、もう一杯頂きたくなる美味しさでした。
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前菜は鹿刺し、岩魚とチーズの燻製、ミズのお浸し、独活のきんぴら、葉ワサビ
鹿刺しは臭みも無くて美味しく頂けました。
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岩魚の塩焼き・・・
大きくて脂も乗っています。
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メインの牛フィレステーキはジンジャーバターソースで頂きます。
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〆は御飯と蕎麦掻汁
蕎麦掻汁は良い出汁が効いていて美味しかったです。
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デザートまで美味しく頂きました。
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朝食はシンプルな和食・・・
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マスの甘露煮は絶品でしたね・・・
頭から食べられる位に柔らかく煮てありました。
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評価(5点満点)
部屋2、施設2、お湯5、内湯4、露天風呂5、夕食4、朝食4
自家源泉を贅沢にかけ流したお風呂は最高でした。
宿の設備に関しては温泉地にあるような大型旅館には遠く及びません。
しかしそんなマイナス面が打ち消されてしまう位、宿周囲の環境と温泉の質は素晴らしいです。
料理も美味しかったです。
難点は家から遠すぎること・・・
次は紅葉の時期に訪れたいですが、土日は予約が取れないでしょうね・・・

DATA
奥鬼怒温泉郷 手白澤温泉
住所:栃木県日光市川俣870−2
TEL:0288-96-0156
料金:1泊2食付14500円〜
泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)
源泉温度:52.2℃、PH:6.92
HP:http://www.teshirosawa.co.jp/




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